ちびくろサンボよすこやかによみがえれ

ちびくろサンボよすこやかによみがえれ

ちびくろサンボよすこやかによみがえれ


何気なく読んだ本ですが、とても面白かったです。とてもオススメの本。

黒人も『ちびくろサンボ』が大好きだった!!黒人の図書館員・児童書専門家が、こぞって推薦していた絵本『ちびくろサンボ』は、ある日、突然、「反サンボキャンペーン」にみまわれた。日本で『ちびくろサンボ』が一斉に絶版になってから10年。アメリカでの調査をふまえて、いま、はじめて明らかにされる『ちびくろサンボ』評価の変遷。日米に共通の反差別運動の問題点。被差別者の痛みとはなにか。差別語の判定基準はどこにあるのか。被害者意識とルサンチマン。差別撤廃の希望はどこにあるのか。被差別者の真の友とはなにか。

ちびくろサンボ絶版問題については、アメリカでの経緯を細かく検証していて、日本の反差別運動家の誤りや、世間一般(我々の事だ)の思い込みを鋭く指摘している。
後半はちびくろサンボにとどまらず、現在の差別の構造について、あるいは反差別運動について、鋭い分析をしています。

履き違えた反差別運動っていうのは、ある種の陰謀論に似ていて、結論がまずあり(要するに自分だけが信じたいが事柄がある)ありもしないものに対して理屈を捏ねて自尊心を満たそうとする・・・そういう行動なんでしょうね。

ところで、私もトラがバターになる話が大好きでした。ホットケーキも大好きな子供でした。また読みたい、子供に読んで聞かせたいなあ。ということで作者監訳のオリジナル版が発売されているようです。

ちびくろさんぼのおはなし

ちびくろさんぼのおはなし