倫理21
柄谷行人著。行者のログ道★迷い筆さんで紹介されていたので読んでみました。
- 作者: 柄谷行人
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2003/06/01
- メディア: 単行本
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目次
親の責任を問う日本の特殊性
人間の攻撃性を認識すること
自由はけっして「自然」からは出てこない
自然的・社会的因果性を括弧に入れる
世界市民的に考えることこそが「パブリック」である
宗教は倫理的である限りにおいて肯定される
幸福主義(功利主義)には「自由」がない
責任の四つの区別と根本的形而上性
戦争における天皇の刑事的責任
非転向共産党員の「政治的責任」
死せる他者とわれわれの関係
生れざる他者への倫理的義務
カントのアンチノミーから紐解いて自由と責任などについて平易に書かれた本なんですが、正直まだ理解できないところが多々あります。ところどころにはっとする記述があったりするんですけど。もうちょっと読み返してみないといかんかなあ。