機動戦士Zガンダム −星を継ぐ者−

観てきました。実はZガンダムはほとんど見たことがなくてよく知らないんです。テレビで放映してたのは1985年〜1986年なんですけど、この頃あまり熱心にアニメを見なくなっていたからなあ。最初のガンダムはかなり熱心に観てたんですけどね。

MS IN ACTION !! リック・ディアス RMS-099

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だから、まず登場人物が良く把握できなかったです。把握できない上に、どんどん死んで(!)いなくなってしまうし・・・。
メカも最初のガンダムのように「第二次世界大戦の連合国VS枢軸国」みたいな明快なデザインモチーフがなく、敵のような味方と味方のような敵が入り乱れて戦うので、どっちがどっちで何がアレなの?、と混乱してしまった。
GUNDAM FIX FIGURATION # 0012 ガンダムマークII ティターンズVer

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中島らもの本にどんな高尚な映画を見に行っても「で、どっちがええもんなん?」と聞いてくる友人の話があったけど、まさに今の私がそんな状態。なんとなくのれないまま劇場を後にしました。


Zガンダム公式
http://www.z-gundam.net/


で、帰宅してサイトを見て復習するとだいたい物語は理解できました。キャラ的には、全てにおいて間が悪い男ジェリド・メサが気になりました。最後まで悲惨な目に合わされそうだなあ、このキャラは。(現時点で私先のストーリーを知りません)

MS IN ACTION!! マラサイ

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映画全体の感想としては、はテンポよく話が進むところと、モビルスーツの戦闘が気持ちよく表現されているところは良かった。なんだかんだ言いつつ興奮します。舞台劇のようにダイアローグをしながら戦い、物語とキャラの奥行きを見せる手法は富野由悠季監督の十八番。
以前にちょっと感じたんですが、梶原一騎原作のアニメ化作品でこの手法が見られることが多いような気がします。クリエイターの系譜として何か繋がりがあるのかないのかはよく知らないですが、ルーツなのかな。
巨人の星 青雲編 Vol.8 [DVD]

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えー、悪いところはですね・・・私が見たほとんどのレビューで書かれてましたけど・・・リメイク部分とテレビ流用部分のクオリティが明らかに違うためツギハギのダイジェストに見えてしまうことですね。リメイク部分のクオリティが高い分どうしてもモッタイナイなあと感じてしまいました。
一年戦争ガンダム映画のときも、テレビを見てなかった人には、こんな感じに見えていたのかもなあ。個人的にガンダム映画で一番好きなシーンは機動戦士ガンダム II 哀・戦士編の最後にシャアのザンジバルが宇宙へ発進するところ。連続モノ映画の興奮を感じます。