日本美術観光団
赤瀬川原平、山下裕二著。日本美術応援団のふたりが観光地を巡り語る本。表紙のコスプレは弥次喜多(振り分け荷物がルイヴィトンになっている)
- 作者: 赤瀬川原平,山下裕二
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2004/05/14
- メディア: 単行本
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目次
投入堂・大山
出羽三山
犬山城・明治村
日光山内・日光金谷ホテル
原爆ドーム・厳島神社
中尊寺・毛越寺
富貴寺・宇佐神宮
出雲大社・神魂神社・一畑寺
静嘉堂文庫美術館・日本民芸館
東大寺法華堂・戒壇堂
伊勢神宮内宮
皇居・三の丸尚蔵館
私は伊勢神宮の近くの生まれなので、式年遷宮などの過去から維持されてきた「システム」が実感できて「何もない」ところが凄い・・・というのは納得できる評でした。行ったことのない人は、あるいは行ったことのある人でも知らない人がいるかもしれませんが、神宮には隣接した地域に川が流れる広大な森林地帯(神宮が所有している神宮林)が広がっています。その森林や山や川をひっくるめての伊勢神宮なんですよね。地域自体が御神体と言うかそんな感じなんです。でも周囲の街は年季の入った世俗的な観光地なんですけども(笑)もし伊勢神宮に行く機会があればそのギャップをぜひ楽しんでいただきたいですね。
あと出雲大社は昔は「高層建築」だったというの知らなかったなあ。今度行く機会があったら模型を見てみたいなあ。