琥珀―永遠のタイムカプセル

アンドリュー・ロス(Andrew Ross)著、城田安幸訳。その名の通り琥珀の本。それも宝石としてではなく古代生物を閉じ込めた天然のタイムカプセルとしての琥珀に焦点を当てています。本のおよそ半分は内包物(多くは昆虫)の同定法にさかれています。写真がとてもきれいで眺めているだけで楽しいです。

琥珀―永遠のタイムカプセル

琥珀―永遠のタイムカプセル

琥珀に閉じ込められるのは昆虫だけではないそうで、表紙(書影)の右下の写真は古代のトカゲが入った琥珀。ほかにも植物の種子などが内包されていることもあるそうです。あと、映画「ジュラシック・パーク」のような蚊が入った琥珀の標本は、意外ですがほとんどないといってもいいほど数が少ないとか。