ビヨンド Beyond: Visions of the Interplanetary Probes

マイケル・ベンソン(Michael Benson)著、アーサー・C・クラーク（Arthur C. Clarke）序文、檜垣嗣子訳。息を呑む美しい写真集。惑星探査機による太陽系の天体写真を再構成しているのですが非常に高解像の写真が多く版型も大きい（パノラマ写真を広げられるページもある）ので見ごたえがあります。

ビヨンド

燃えたぎる太陽、優美な土星リング、海王星の青き輝き…。惑星探査機が約４０年にわたって送信してきた膨大なデータを厳選した写真２９５点を収録した写真集。各天体と人類との関わりや探査の状況などもわかりやすく解説する。

似たコンセプトの写真集にマイケル・ライト（Michael Light）の「フル・ムーン FULL MOON」がありますが、写真から受ける印象はかなり違います。

フル・ムーン

「フルムーン」が人間の視線を感じるドキュメンタリーだとすると、「ビヨンド」は、人ならざる視点から見た夢幻の世界という感じ。