焼跡のグラフィズム―『FRONT』から『週刊サンニュース』へ

多川精一著。以前読んだ「戦争のグラフィズム―『FRONT』を創った人々」の続編に当たる著者の回想録。戦中プロパガンダ誌の制作に参加していたエディトリアル・デザイナーの著者が、敗戦から戦後の復興期(朝鮮戦争あたりまで)を振り返ります。「戦争の・・・」と若干内容がかぶるところもありますが、興味深く読みました。

3部作を予定していて、次回作は「花開くグラフィズム」とのこと。

 3部作は、「岩波写真文庫」や「月刊太陽」に携わり、仕事が面白くなった30代を描く『花開くグラフィズム』で締めくくる。「良くなった時が怖いんだぞ、ということも書こうと思っているんだけどね」

あと、この本もアマゾンのカートに入れていて注文する直前に、細君の本棚にあるのを発見。あやうく、またダブリになるところでした。