メッカ―聖地の素顔

野町和嘉著。ムスリムとなって(ムスリム以外はメッカに入ることが出来ない)メッカに入った著者による写真とルポ。100万人による(!)ライラトル・カドルの礼拝写真は圧倒的。新書版の写真ですら圧倒的なのですから、現地でコレを体験する人間の高揚感は凄まじいものなんだろうなあ。

カラー版 メッカ―聖地の素顔 (岩波新書)

カラー版 メッカ―聖地の素顔 (岩波新書)

百万人の巡礼がカアバ神殿を廻るイスラーム世界の求心点メッカ、預言者の廟墓の地メディナ。ともにムスリム以外の入域を厳しく拒む。写真家は自らムスリムとなって、二つの宗教都市の素顔を撮った。みずみずしい映像と撮影記録はまた、石油に支えられた原理主義王国サウディアラビアの、矛盾をはらむ実像をも活写する。

新書でこの写真を見てしまって正直後悔しています。次はこの著者の大判の写真集(地球巡礼とか立ち読みして気になっていたのです)を見たいです。