指定型バトン「夏の映画」

id:maguritさんからのバトンです。このバトンは受け取る方に、お題を指定する「指定型バトン」とのこと。で、マグリットさんからのお題は「夏の映画」です。・・・正直、お題が難しいので(笑)「夏が舞台の映画」「夏に見た思い出の映画」「いわゆる夏休み映画」とか、設問によって勝手に「夏の映画」の意味を変えさせていただきました・・・あしからず。

1.どんな「夏の映画」が好きですか?

やっぱり夏は暑いので、頭空っぽで楽しめるお祭り映画が好きですね。スカバコーン!って感じの物が好きです。

2.おすすめの「夏の映画」は?

暑そうな「夏が舞台の映画」ということで新旧3タイトルです。まずは黒澤明監督の「野良犬」。タイトルが出るところからして、かなり暑いです。若い三船敏郎が走り回る姿で、さらに暑くなります。

野良犬 [DVD]

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日本映画に刑事もののジャンルが確立された記念すべき作品。ピストルを奪われた新米刑事がベテラン刑事と共に、そのピストルで殺人を続ける犯罪者を追いつめる過程を克明に描く。戦後の社会の猥雑な風景と灼熱の夏の陽射しが、エネルギーを感じさせる。


暑さでイライラする感じがよく出ているのが、スパイク・リー監督の「ドゥ・ザ・ライト・シング」。劇中が酷暑、公開時も猛暑だったと記憶しています。パブリック・エネミーの「ファイト・ザ・パワー」が流れるタイトルバックも熱いですね。

ブルックリンの黒人街スタイヴァサント。その日は、この夏一番暑い日であり、その下でさまざまな人々のドラマが繰り広げられていく。そして、やがて暑さに刺激されたかのように暴動が起き、いつしか街中を巻き込んでの騒動と化していく…。


暑さでだらけちゃった感じがよく出ているのは、本広克行監督の「サマータイムマシン・ブルース」。クーラーが壊れた部室、タイムマシンで昨日にいって壊れる前のリモコンをとってくる(!)というバカバカしくもよく出来たプロットで楽しめます。あと、個人的には夏休みの学校が舞台ということで、夏休みに撮影された学生映画のような雰囲気にノスタルジーを感じたり・・・。

踊る大捜査線」シリーズの本広克行監督が“ヨーロッパ企画”の舞台を、瑛太上野樹里若手俳優陣を迎えて映画化した青春SFコメディ。ある大学のSF研究会のメンバーが突然現れたタイムマシンでクーラーのリモコンを取りに過去へ戻る。

3.お気に入りの「夏の映画」スポットは?

私は映画館の無い三重県の田舎町で育ったので、思い出深い「夏の映画」スポットは、公民館(!)ですね。毎年夏休みに子供会主催の映画会があって、町内の子供たち皆で映画を見ていました。夜に集まるってことだけでも、子供にとっては大興奮なのに、お菓子を食べながら、しかもめったに見られない大画面で映画が観られたのは、うれしかったなあ。ちなみに、そこで何度もかかったのがアニメ映画「空飛ぶゆうれい船」。

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終わったあとは、みんなで「ボアジュースの歌」の大合唱だったなあ。

4.よく夢に見る「夏の映画」は?

告白すると、学生時代(もう20年近く前だな・・・)周囲に多大な迷惑をかけつつ撮っていた自主映画が未完成のままなんです。コレをテレシネして、デジタル編集して、足りないカットをCGでおぎなって、アフレコして・・・完成させ上映会ってのを、ずっと夢みてはいるんですが・・・日々にかまけてほったらかし・・・ですね(泣)

5.最近,「夏の映画」について,不満なことは?

夏の映画館は、クーラーが効き過ぎている事が多いので、あったかいお茶があるとうれしいです。


以上、バトンへの回答でした。


えー、次にバトンを渡す人ですが・・・id:globalheadさん、お題は「人形」で、もしよろしければお願いいたします。