誰も知らない野生のパンダ
小林達彦著。中国の秦嶺山脈で野生のパンダを観察したNHKディレクターによる取材記。生物学的な話が少なめなのと、自然保護について何となく奥歯にものの挟まったような言説があるのが、気になるのですが、パンダの猛々しい野生についての記述は、実際に目撃した人ならでは。とても興味深くて面白いです。
- 作者: 小林達彦
- 出版社/メーカー: 経済界
- 発売日: 2005/12
- メディア: 単行本
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生きるために進化した、野生のジャイアントパンダを追い続けた10年。NHK総合テレビ「地球!ふしぎ大自然」担当ディレクターが、中国奥地にいまも連綿と棲む野生パンダの生態と魅力を紹介する。
「パンダは肉も食う」「繁殖期に血まみれになるほどの格闘をする」「野生のパンダでも触っても嫌がらないほど人懐っこいのがいる」などの生態は、知らなかったなあ。結構すごい声で吼えるというのも意外。
あと当然のごとく現地にはパンダを食べてた人たちがいるのですが、その味についての記述がすごいです。曰く「パンダの肉はネコの味」・・・うーん難解だなあ(笑)