江戸からおもちゃがやって来た

千葉惣次著。古玩具蒐集家で芝原土人形作者でもある著者のコレクションから、江戸時代のおもちゃを写真と解説(入手する過程などがちょっと楽しい)で紹介する本。昔の犬張子など、造型が可愛いものが多いです。楽しめました。

江戸からおもちゃがやって来た

江戸からおもちゃがやって来た

幼児のお守りだった犬張子、実際に手にとり遊ばれた鯨車、江戸時代に大人気だった泥めんこ…。子どもたちの手をすりぬけ、時にもまれ、やっと、今にたどり着いたおもちゃたち。ささやかだけれど確かな一粒の奇跡を紹介する。

めんこが江戸時代は「泥めんこ」という粘土を型抜きして素焼きにしたものだった、というのは初めて知りました。その後、「鉛めんこ」など金属製のめんこ、さらに紙のめんこへと変化していったのだそうです。めんこについてWikipediaをみてみると、こんなトリビアが。

めんこは大半が紙製だが、一時期金属製のものが流通したことがある。金属製のめんこは何度も使用すると変形が起こり、図柄も歪む。不細工な顔を意味するおかちめんこはこの歪んだめんこの図柄に由来する言葉である。
めんこ - Wikipedia