おちおち死んでられまへん―斬られ役ハリウッドへ行く

福本清三、小田豊二著。斬られ役、あるいは今では数少ない東映大部屋俳優として知られる福本清三の聞き書き自伝第2弾の文庫化されたもの。映画「ラストサムライ」出演と定年(かつての大部屋俳優は社員として雇用されていたのですね)を中心に語っています。人生とか仕事に向けるまなざしが、心にしみました。

おちおち死んでられまへん 斬られ役ハリウッドへ行く (集英社文庫)

おちおち死んでられまへん 斬られ役ハリウッドへ行く (集英社文庫)

東映時代劇で斬られ続けて45年。まもなく東映の定年を迎えようとしていた福本清三のもとに、突然ハリウッドから『ラストサムライ』の出演オファーが届いた! 役柄は主演のトム・クルーズの監視役「サイレント・サムライ」。そこで福本清三が目の当たりにした驚きのハリウッド体験、永年の役者人生を支え続けた妻との愛情秘話、定年後の人生……日本一の斬られ役・福本清三の、涙と笑いのドキュメント第2弾!

映画「ラストサムライ」で、初めて月代をそり自分の髪で髷を結ったそうなのですが、剃らずにいると月代の毛が伸びて浪人の髪形になるのを実感できた、と語っていました。サラリーマンが仕事をやめて無精髭が生えるようなものだと。