日本はなぜ世界で一番クジラを殺すのか
星川淳著。著者はグリーンピース・ジャパン事務局長、ということから判る通り「捕鯨反対」の立場から書かれた本。テレビやネットなどで「捕鯨反対」という立場から日本人が発言しているのを殆ど目にしないので、興味深く読みました。但し、あからさまにプロパガンダな感じなので、レトリックというか表現が鼻につくところはかなりあります。
- 作者: 星川淳
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/03
- メディア: 新書
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IWC(国際捕鯨委員会)が取り決めたクジラの永久保護区で、日本が調査捕鯨の名のもとに年間一〇〇〇頭のクジラを殺すのに、果たして正当な理由はあるのだろうか。
日本人は鯨肉がそんなに好きなのか?捕鯨は本当に日本の伝統文化なのか?“科学調査”は何のためなのか?時代の流れと世界の総意に逆らい続ける日本の強硬姿勢は、あまりに強烈で時に滑稽ですらある。
捕鯨大国日本の謎を、徹底検証。
第1章 クジラは魚か
第2章 捕鯨は日本の伝統文化か
第3章 守りたいのはクジラか捕鯨か
第4章 だれが捕鯨を進めているのか
第5章 こんなのあり(番外編)
第6章 日本人はクジラを食べたいのか
第7章 どうすりゃいいの