意識喪失

脈絡もなく、ふと学生時代に読んだミニコミ誌の記事を思い出しました。人生相談のページだったと思うのですが・・・

私、意識をよく失ってしまうんです。しかも、いつどう意識を失ったのかハッキリと覚えてないんです、病気でしょうか?


という相談があったんです。いろいろ病名が思い浮かんだりするのですが、最後には

かなり頻繁でほとんど毎日です。だいたい夜遅くなると起こります。子供の頃からなんです。


とオチがつきます。


私、これを読んだときに「目からウロコ」と「戦慄」の中間くらいの感情が沸き起こったと、記憶しています。人間って毎日意識を失うのは当たり前で、逆に自分を自分で意識している時間、意識でもって意識的にモニターしている時間のほうが案外と少ないもんなんですよね。「我思う、ゆえに我あり」という言葉がありますが「我思ってるときだけ、我あり」みたいな感じでしょうか。(すみません。デカルトさんが言っているのはちょっと意味あいが違ってたと思います。)あれこれ考えているときには忘れている(!)わけですが、そういう毎日を送っているじゃないかと気づかされたわけです。


あと、子供の頃に「眠る瞬間ってどんな感じなのだろう?」と思って、その瞬間に集中するあまりなかなか寝付けず、結局疲れて知らない間に寝てるという(笑)そんな体験もついでに思い出しました。