ニッポン駅弁大全

小林しのぶ著。駅弁を「大全」の書名にふさわしく大量に紹介した本。全国各地の美味しそうな駅弁、変わった駅弁が載っています。どちらかというとカタログというかデータベース的なつくりの本なので、「よだれ本」としてはちょっと弱いですが雑学本として楽しめました。

ニッポン駅弁大全

ニッポン駅弁大全

定番の幕の内から、アワビや松阪牛を使った一万円の高級弁当まで534もの駅弁・空弁を徹底紹介。薀蓄とカラー写真満載の駅弁カタログ

著者はベテラントラベルライターらしく

駅弁の食べ歩き歴は20年以上。今まで食べた駅弁は4000個にもおよぶ。

とのこと。


以前カミングアウトした通り私は中高生の頃鉄道ファンでした。全国を鉄道に乗ることを目的に旅していたこともあるんですが、意外に駅弁って食べなかったんですよね。正確には高くて食べられなかったわけですけど。
駅弁って安くても700円〜1000円しますし。貧乏な家の中高生ですから、貯めたおこづかいで切符を買っちゃうともうあんまり残らないんですよ、お金。


では、当時食事はどうしていたかというと、まずは駅のホームのそば屋か駅前の安いラーメン店などで食べるんです。これで駅弁の半額以下で済みます。そして、そのとき店で「お湯」を魔法瓶の水筒に分けてもらいます。で、次の食事は持参の(あるいは地元のスーパーで買った)カップめんですよ。これなら駅弁の10分の1近くの費用しかかからないって寸法です。これを繰り返して随分食費を切り詰めたなあ。