旅のつづき

きのうの日記から続きです。


そんなこんなで(id:SIM:20041019)当時、高校生になったら山岳部に入りたいと思っていたのですが、非力で注意力散漫な私故、結局断念してしまいました。まあ、ようはヘタレってことなんですけどね。
しかし、旅への思いは捨てられず。何故だか高校で「鉄道研究会」所属となり、、列車で全国を旅して回ることになったのです。全国津々浦々、沖縄以外の(沖縄には鉄道が無い)のほとんどの県を回ったはず。で、このころの愛読紀行文作家といえば、宮脇俊三種村直樹でした。


宮脇俊三は初期の紀行文をよく読みました。
時刻表2万キロ (河出文庫 み 4-1)
時刻表ひとり旅 (講談社現代新書)
最長片道切符の旅 (新潮文庫)
この三冊はよく読んだ記憶があります。今は鉄道紀行全集が全六巻で出ているようです。こちらに紀行文が網羅的に収録されているみたいなので、読みやすいかも知れません。

宮脇俊三鉄道紀行全集〈第1巻〉国内紀行1

宮脇俊三鉄道紀行全集〈第1巻〉国内紀行1

このころ宮脇俊三は最初は引退して(中央公論で編集長を経て常務取締役だった)悠々自適に趣味の世界で生きている人だったのですが、後には泉鏡花文学賞受賞を小説で受賞しています。残念ながら昨年お亡くなりになられました。


種村直樹は鉄道趣味の人でないと、まず知らない作家でしょうね。肩書きからして、レイルウェイ・ライターですし。
公式サイト→http://www.railwaywriter.jp/index.html
熱心に読んだ記憶があるのは、
時刻表の旅 (中公新書 550)
気まぐれ列車で出発進行 (講談社文庫)
でしょうか。こちらも全集が出ているようですね。調べてみたら種村直樹は紀行文だけでなく、推理小説も書いているようですが、こちらは読んでないです。

うーん、書いてるだけで懐かしいなあ。共感する方はほとんどいないでしょうけど(笑)