普通が大事なこともある
スティーブ・ジョブズという人がいます。MacintoshやiPodで知られるApple Computerの創業者でCEOですね。ファインディング・ニモのピクサー社も彼の会社です。
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エレベーターで質問に答えられなかった一般社員をその場でクビにしてしまうなどの伝説(?)があったりするところを見ると、ビジョンに取り付かれたらとにかく突き進み、ちょうど先日書いた前田日明のように周りが見えなくなるタイプだったのでしょう。
実際周囲の人間が次第に離れていき、創業者なのにApple Computerを追い出されてしまいました。その後手がけたNEXTSTEPも成功とはいえず・・・コンピュータビジネスの空白期に入ります。一時は終わった人物とさえ言われていました。
ところが、その後経営が悪化したApple Computerに復帰しiMacのヒットなどで会社を立て直し、華々しい復活を遂げることになります。その際ポイントになったのが家族と過ごす普通の生活だったといいます。その生活が精神的な支えになったというだけでなく、おそらく新しい視点を得たのではないかと私は考えています。(空白期以前は家族はほったらかしだったらしいのです。ドラマ「シリコンバレーの海賊たち」でも描かれていたっけ。
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実はこんなことを思い出したのは、このインタビューを読んだからなんです。
Appleスティーブ・ジョブズCEO、「音楽」を語る
http://www.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0406/16/news071.html
相変わらずクールなテクノロジーについて鮮やかに語っているのですが、目線はしっかり普通の生活にあると感じました。ここが以前のジョブズと変わったところなのかもしれません。丸くなりかつスマートにもなった気がするんですね。
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そういえばほぼ日刊イトイ新聞に、オレたちひょうきん族の三宅恵介ディレクターとの鼎談が載っていて、彼が意外にも家庭人だというのにもビックリしました。イメージとしてはもっとギラギラ、ドロドロした人だと思ってたのに。どうも笑いにも「ふつう」がないとそれを壊して面白くすることができないとのことで、なるほど通じるところがあるかもしれません。
http://www.1101.com/miyake_tsuchiya/2004-06-15.html
普通な生活があるからこそ、もたらされる新しいビジョンもあるということか。空白も無意味ではないのですね。