アナーキズム―名著でたどる日本思想入門

浅羽通明著。ちくま新書アナーキズムについての解説書です。

アナーキズム―名著でたどる日本思想入門 (ちくま新書)

アナーキズム―名著でたどる日本思想入門 (ちくま新書)

ほとんど知らないことばかりの日本アナーキズムの歴史ですが、うまく解説されていて勉強になりました。参考図書の解説もある親切なつくりです。当方、思想系の知識が皆無のためこの本についてのまともな論評は出来ませんが、アナキストの男っぷり、女っぷりがいいですね。
えーこの本で紹介されているもので読みたくなった本がいくつかあります・・・。
黒旗水滸伝―大正地獄篇〈上巻〉

黒旗水滸伝―大正地獄篇〈上巻〉

黒旗水滸伝―大正地獄篇〈下巻〉

黒旗水滸伝―大正地獄篇〈下巻〉

黒旗水滸伝―大正地獄篇、竹中労かわぐちかいじ(!)著。

時は大正。無政府主義者大杉栄。神出鬼没の和田久太郎。 浅草十二階下を彷徨う美的浮浪者・辻潤関東大震災の死屍累々。大杉殺し、真犯人は甘粕正彦か? ステッキ銃を手に大逆を企てる難波大助。 黒旗の下に集いし美女・豪傑・怪人・革命家。 1975年から、『現代の眼』誌上に連載された幻の傑作、初の単行本化!

どうですか、面白そうでしょう?かわぐちかいじの漫画と竹中労の文章が各ページの上下に分かれて収録されているという実験的な構成の本だそうです。