漱石の疼痛、カントの激痛

漱石の疼痛、カントの激痛―「頭痛・肩凝り・歯痛」列伝 (講談社現代新書)

漱石の疼痛、カントの激痛―「頭痛・肩凝り・歯痛」列伝 (講談社現代新書)

横田敏勝著。講談社現代新書。非常に痛い本です、読んでるとあちこち痛くなってきます。表紙に「頭痛・肩凝り・歯痛」列伝とあるように、病状別に歴史上の偉人たちがどんな痛み(精神的なものではなく生理的な痛み)を感じていたか書いてあります。以下目次です。
プロローグ 痛みとは何か
第1話 頭痛
第2話 肩凝り
第3話 歯の痛み
第4話 痔の痛み
第5話 産みの苦しみ
第6話 痛風
第7話 腰痛
第8話 リウマチ
第9話 四肢切断と幻の痛み
第10話 癌の痛み
エピローグ 痛みを愛するか、死を望むか

味わったことの無いのは、産みの苦しみ(これは味わいようが無い)痛風、リウマチ、四肢切断、癌の痛み・・・ですか。やはり癌の痛みは想像を絶するものようで、読んで想像するだけで辛かったです。