新選組!第42回
ビッグイベント龍馬暗殺という日だけあって、ドラマチックなエピソードがてんこ盛りの回。登場人物のほとんど全てが絡んできて、最終回(第49回)へのラストスパートが始まった感じがしますね。
大政奉還について永倉新八(山口智充)と島田魁(照英)が原田左之助(山本太郎)のしるこやで語る・・・。
「幕府が無くなったらしい・・・」
「どういうことになるんだ?」
「・・・」
「これまでは、こういうときに解説をしてくれる人がいたんだが・・・」
久しぶりに総長・山南敬助(堺雅人)を思い出したなあ・・・泣。新選組が土台から揺らいでいること、思想的な軸をまったく失っているけど無自覚、という状況をうまく表していました。
谷周平(浅利陽介)VS大石鍬次郎(根本慎太郎)のエピソードも良かった。周平の頑張りで高揚させておいて、そこから沖田総司(藤原竜也)の病状悪化、労咳を病んでいる事が公になるという展開にはやられました。
先週、発見されたお孝(優香)が近藤邸住まいに。優香は深雪太夫よりもお孝のキャラクターの方が、数段魅力的ですね。普段の(演じているキャラクターとしての)優香に近いからか、生き生きしてます。そういえば、近藤勇(香取慎吾)も忍者ハットリくんと同じトーンのシーンの方が、なーんかしっくりきてますね・・・良くも悪くも・・・そう。
そして、永井尚志(佐藤B作)の話を聞いて、新選組が坂本龍馬(江口洋介)を護りに行くという驚愕の展開へ・・・面白い!
この展開へ持っていくために、龍馬と勇を早々の回から出会わせたのかあ。土方歳三(山本耕史)の台詞が、三谷幸喜が言ってるみたいで笑った。
「坂本龍馬を近藤勇が助けに行くって、そりゃ流石にまずいだろう。」
ところで、注目の犯人は・・・。
薩摩藩から情報提供を受けた佐々木只三郎(伊原剛志)でした。龍馬があまりにもいい奴なんで、殺られるとわかっているのに、永倉と原田が間に合って彼を救ってくれるんじゃないかと期待してしまいました。好漢、坂本龍馬を演じてくれた江口洋介に感謝。
今日は、これまでに張られた色々な伏線が、ひとつの点に集まって来た感じで、とても盛り上がる回でした。やっぱり新選組!面白いですよ。