核戦争を待望する人びと
結局、ブッシュ大統領が再選を決め政権が続くことになりました。投票率が60%、投票した有権者が約1億2000万人近くらしいですから、日本の人口と同じくらいの人が投票したわけです。
http://cnn.co.jp/election2004/CNN200411040011.html
しかし、キリスト教原理主義の影響力は絶大ですね。こんなにも、数が多かったのかとビックリです。キリスト教原理主義というか聖書根本主義、福音派について、初めて知ったのはこの本を読んだとき。もう15年も前ですねえ。
- 作者: 越智道雄,グレースハルセル,Grace Halsell
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1989/09
- メディア: 単行本
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
キリスト教根本主義→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E6%95%99%E5%8E%9F%E7%90%86%E4%B8%BB%E7%BE%A9
福音派→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E9%9F%B3%E6%B4%BE
原理主義(ファンダメンタリズム)と呼ばれるものは、キリスト教だけではありません。彼らが敵とみなしているテロリストたちの多くはイスラム原理主義。そして、中東のイスラム原理主義者たちの敵イスラエルには、ユダヤ教原理主義というのもあるそうです。
原理主義→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E7%90%86%E4%B8%BB%E7%BE%A9
原理主義の台頭は、経済のグローバル化や通信ネットワーク技術の発達と、無関係では無いと私は考えています。モラルに訴えるシンプルな主張ほど、多くの情報源から情報を選択する必要のある環境(情報化社会とかいう現代の世界)で、人々の心に訴えるものがあると思うのです。
伝わりやすい情報ほど沢山のコピーを作り、生き残る・・・つまり信者が増えてゆくわけです。進化論を否定する原理主義が、情報の「自然淘汰」で生き残る「適応的」な主義主張だとは、笑えない冗談のような話ですが。