キャラクター小説の作り方
大塚英志著。実践的なキャラクター小説(今ではライトノベルという呼称が定着しているのかな)の書き方のノウハウから広い意味での文学論までを、易しい語り口で刺激的に論じていて、とても面白かったです。漫画、アニメ的な手法から宮藤官九郎に言及しているのも興味深い。
- 作者: 大塚英志
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/02/20
- メディア: 新書
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論考は面白く説得力もあるのですが、どことなく引っかかるところもあります。なんというか・・・著者に感情移入する気持ちがあんまり湧かないんですよね・・・何でかなあ。喪黒福造みたいに写っている著者近影のせいかも(笑)