新世界の名画座

エイガ・デイズさんのエントリで、新世界公楽劇場が3月いっぱいで閉館だと知りました。公楽劇場かどうか記憶は定かではないのですが、細君と結婚する前に映画を見に行った思い出があるので、少し寂しい気分です。ちなみに、そのとき観た映画は「県警対組織暴力」でした。

県警対組織暴力 [DVD]

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仁義なき戦い』の深作欣次監督が暴力団を取り締まる警官に焦点を当て、警察の裏側を描き出した衝撃作。暴力捜査で叩き上げられたベテラン・久能の、ヤクザ社会を知り尽くしたが故に悪徳の泥沼でもがく宿命的な生き様を描き出す。

出演は菅原文太、梅宮辰夫、松方弘樹金子信雄ほかの「仁義なき戦い」で御馴染みのメンバーですが、警察側の視点を取り入れることで、少し捻ったシニカルな筋書きになっています。「仁義〜」シリーズのファンの評価も高かった作品です。目を閉じると、今も梅宮辰夫が体操をしている衝撃のラストシーンが目に浮かびます。


こんな場末の名画座なんだからかなり空いているだろう・・・と思って入ったら、満員で立ち見だったなあ。この街では庶民の娯楽としての映画が、まだ生きているんだ・・・と思ったら結構大勢の方が寝てましたね。