カオス
トニー・ジグリオ監督。日曜夜のレイトショー。客は私ひとり。
銀行が爆発するど派手な強盗事件が起こるが、何も盗まれてはいなかった・・・謎が謎を呼ぶ犯罪サスペンス。事件の黒幕が誰なのか?という軸で話が進んでいくのですが、ウェズリー・スナイプスとジェイソン・ステイサムという、アクション映画の主役を張る人を使って、観客に的を絞らせないところが面白かったです。「コイツはこんな端役扱いじゃないだろう」「悪役はしないだろう」とか、ついつい先入観を持ってみてしまうんですよね。
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いわゆる「どんでん返し」で楽しませることを重視したせいか、感情移入できるキャラクターを作っていないところが、多少不満ではあります。もうちょっと掘り下げててれば、シリーズモノになりそうな感じだったのになあ。
あと、ジェイソン・ステイサムの相棒、新米刑事役のライアン・フィリップ(「父親たちの星条旗」のドク)も、なかなかの好演。