コンパ・カンパ・ナンパの語源由来
「コンパとは懇親パーティの略語であるッ!」と固く信じて四半世紀。先日も、したり顔で職場の同僚に語っていたのですが、調べてみると・・・どうも違うようなのです。
主に日本の学生や若者の使う俗語で、語源はドイツ語Kompanie、英語company、フランス語compagnieなどに由来する。
コンパとは「会社・仲間・交際」を意味する英語"company"の略である(中略)コンパが使われ始めた明治時代には、同じ寮内の学生がお金を出し合ってお菓子などを購入し、それを食べながらする座談会のことだった。
語源由来辞典でも同様の記述。コンパとはカンパニーだったのですね。しかも明治時代から使われている言葉だったとは意外。男同士で部屋で菓子を食って語らうのもコンパだったのですねえ。
ついでに気になって「カンパ」についても調べてみたところ、こちらはロシア語のkampaniya(カンパニア)が、語源とのこと。英語だとキャンペーンにあたるのかな。もともとは政治的活動を指していたらしいのですが、転じて資金集め一般を意味するようになったようです(カンパ - 語源由来辞典)。今、Googleで「カンパ」を検索すると、民主党の菅直人さんへの政治献金サイトが上位に来ますけど(笑)これが本来のカンパなんですね。
ちなみにナンパは・・・
男女関係を避けることを「硬派」と呼び、その逆の軟派から転じて、カタカナ言葉の「ナンパ」になった。また、ナンパをしそうな軽薄な男を指すこともある。かつてはガールハントとも言われた。
軟派の意味は①意見の柔軟な派、②色情の世界を題材にした文芸、③社会面・文芸面を担当する記者、④異性を相手とする不良青少年(講談社:現代実用辞典より)とあるが、ナンパは最後の④が転じて上記のような意味をもった。
ということらしいです。しかし「ガールハント」って言葉、久しぶりに見た気がします。