ワンス・アポン・ア・タイム

エド・ヴァン・デル エルスケン、エフェリン・ド レフト著、中野恵津子訳。

ワンス・アポン・ア・タイム

ワンス・アポン・ア・タイム

エルスケンの写真の基本はストリート・ライフだ。40年余りにわたって世界各地の人間を撮り続けた。社会の主流からはずれた人間に親近感を抱き、そうした人々を求めて大都市の裏通りを歩きまわった。1990年12月28日、65歳で世を去る前に自ら構成し準備していた本書は、デビュー作「セーヌ左岸の恋」をはじめ。1988年の韓国取材までをふくむ、まさにエルスケンの集大成と呼ぶべきものである。