下妻物語

評判を聞いて観に行ったのですが、いやー想像以上に良かったです。

下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん (小学館文庫)

下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん (小学館文庫)

最初は変な演出だなあ、なんて斜に構えて観ていたら、コネタでくすぐられ、ドラマに引き込まれ、クライマックスではシビレて泣かされて…すっかり術中にハメられます。で最後には主役のふたりの魅力に骨抜きにされてしまう・・・という映画なんです。
WhiteIceSherbet

WhiteIceSherbet

土屋アンナはスゲエ、カワイイ、カッコイイ「ヤンキー」役を一生懸命演じていて、魅力爆発しています。スクリーンから監督が土屋にメロメロなんだろうなあって感じが伝わってきます。
Colors―深田恭子写真集

Colors―深田恭子写真集

深田恭子は演技の大根ぶりに、映画のラスト近くまでイライラさせられるのですが、これがワナ。クライマックスで豹変してスゴみのあるシーンを見せつけます。あーアイドル然とした演技はクライマックスまでの「タメ」だったのかあ。深キョン恐るべし。
現代の日本らしい日本映画として、アイドル映画として、青春映画として成功している作品だと思います。上映終了間近だというのに客席は8割がた埋まっていましたね。客層は女性のグループ7割、カップルが2割5分くらい。男ひとり(私)は見回した限りいなかったなあ(寂)。奥さんと一緒に行きたかったです。