チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記

チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記

チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記

映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」の原作。エルネスト・ゲバラチェ・ゲバラと呼ばれる以前、医学生だったころの旅行記です。南米大陸各国を友人と2人、ほとんど身ひとつで旅しています。ゲバラのその後(革命家)につながるエピソードもありますが、それよりも沢木耕太郎の「深夜特急」なんかと同じように、若者の若さゆえの冒険旅行記として普遍的な感動を持っています。楽しんで読める本だと思いました。


この本を読んで、旅に憧れソワソワする気持ちが、うっかりすっかりよみがえってしまいました。子供のころから旅行記とか紀行文が好きだったんです。特に北杜夫の「どくとるマンボウ航海記」と「南太平洋ひるね旅」が大好き。子供にも読みやすかったんでしょうね。

南太平洋ひるね旅 (新潮文庫 き 4-10)
旅行記ライクな北杜夫作品では他に、厳密には小説になるのでしょうが、「白きたおやかな峰」も好きですね。ヒマラヤのカラコルム未踏峰にいどむ遠征隊の話を半ばマンボウタッチ、半ば小説タッチに描いています。北杜夫作品はは「楡家の人びと」みたいな文学作品はほとんど読んでなくて、こんなのばっかり読んでましたね。
白きたおやかな峰 (新潮文庫 き 4-22)
当時、私は「白き氷河の果てに」というやはりヒマラヤ、カラコルムのK2峰登山のドキュメント映画を見たところだったので、リアルに映像を頭に浮かべて、読むことが出来た記憶があります。


白き氷河の果てに(1978)122分 カラー
監督 門田龍太郎  撮影 瀬川順一 川本茂 赤松威善 阿久津悦夫 塚本公雄 田代啓史
音楽 いずみたく  編集 鈴木晄  ナレーター 中村吉右衛門


ビデオが出ていたようですが、アマゾンでは当然在庫切れ。欲しいけど、中古でもまず見かけないでしょうねえ。見かけた方は教えてください。よろしくお願いします。

K2?白き氷河の果てに? [VHS]

K2?白き氷河の果てに? [VHS]


あと本多勝一の極限の民族シリーズも一種の冒険旅行記として読んでましたね。「殺される側の論理」は読んでなくて、著者の政治的思想的背景は当時全く知りませんでした。このころは未だカツラとサングラスで変装したりしてなかったんでしょうね。
カナダ=エスキモー (朝日文庫)
ニューギニア高地人 (朝日文庫)
アラビア遊牧民 (朝日文庫)