山田洋次の＜世界＞ - こうせい日誌

作者: 切通理作
出版社/メーカー: 筑摩書房
発売日: 2004/10/06
メディア: 新書
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ハウルの動く城を観たのが、ちょうどこの本を読んでいるところだったので、ソフィーの声を聞いて「さくら」を連想。柴又へ行った事を思い出しました。

1990年、私と友人たちはローリング・ストーンズ初来日コンサートを見るために大阪から東京へ。当時貧乏のため（いや、今も十二分に貧乏なんですが）鈍行の夜行列車で行ったのです。早朝着のため、夕方の開演まで時間がたっぷりとありまして、さして予定の無かった我々は、誰が言い出したのか葛飾柴又へと向かったのでした。
夜行列車の酒盛りですでに疲れ果てていたので、団子食った後は矢切の渡し近くの土手に寝転んで昼寝をしたっけ。ゆっくりと雲が流れていて、いい気持ちでした。今となってはストーンズよりも柴又の方が印象に残っているほどです。

読んで改めてわかったのだけれど、山田洋次作品ほとんど見てないですね。なので初めて知ることばかり。劇場で見た数少ない作品も「男はつらいよ」のゴクミシリーズ(通称）以降だしなあ（id:SIM:20040703）。寅次郎とさくらが「腹違いの」兄妹という設定だというのも、この本を読むまで恥ずかしながら知りませんでした。