ゴジラ FINAL WARS 批評総進撃

まずはご存知、唐沢俊一さんの日記から

いやあ、結構結構。このオマツリ感覚、 この大盤振る舞い、このバカさ加減。これこそ怪獣映画、これこそ特撮映画だ。私は“ゴジラ映画イベント説”論者なので、それが証明できたという感じで、非常にハッピーな気分になった。

これは映画じゃないイベントなんだ、というスタンスでみれば結構、とのこと。楽しんでご覧になった様子です。なるほど、イベントか・・・その意味では劇場で見るべき作品なのでしょうね。

すばらしい。まるで香港映画のようだ。あまりにすばらしいので2日続けて観に行っちまったぜ。「映画」って本来こーゆーもんなんじゃないの?という主張も込みで、当サイトの本年度 日本映画ベストワンはこれに決めた。アンタそんな無謀な。

激賞されてます!
とても読み応えのある評なので、とにかく読んでいただきたいです。ちなみに氏の本年ワーストはやはり「デビルマン」だそうです。

次は御三名で一緒にご覧になった方々。

中学生に数億円あげたら作った映画、という感じ。でも本人は世界に通用する映画を作ったと思ってるの。だって世界各地が出てくるからな!金髪女も出したし!英語で喋ってるし!(吹き替えだけど!)

本編が「マトリックス:リローデッド」「スターウォーズ」「インディージョーンズ魔宮の伝説」「インデペンデンスデイ」「リベリオン」など、偏差値の低い映画をコラージュした、なんというか、、、カメラを手にした中学生に莫大な予算を与えたような、正に麻草師悶絶映画でしたよ。

北村龍平は「無根拠な自信を無自覚に振り回す人」ってイメージがだんだん定着しつつあるのかなあ。確かに、スクリーンとか誌面からはそういう匂いがしますけどねえ。実際はどうなんでしょうか。ちなみにid:screammachineさんはこの映画を「大好き」とした上で語っておられますので、お間違いなく。

その地雷の踏みっぷりが、気持ち良い快作だった。

後半の菊川怜論が、面白いです。