伊勢詣と江戸の旅
金森敦子著。副題、道中日記に見る旅の値段。
- 作者: 金森敦子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2004/04/21
- メディア: 新書
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江戸時代、全国に流行した伊勢詣。人々は伊勢講を組織して貯金し、餞別をもらい、農閑期を選んで団体で出発した。道中では旅篭代を倹約したり、渡し船の船頭に酒手を強要されたりしつつ伊勢に到着。すると緋毛氈の駕篭に迎えられ、御師の大邸宅では御馳走づくめに絹の蒲団が出る。
弥次喜多や水戸黄門などのイメージが強くて、旅は2〜5名位でするものと思い込んでましたけど、実際には伊勢詣の場合10〜20名の団体さんが多かったとか、無一文で旅に出てもナントカなったとか、初めて知る話が多かったなあ。