野球二題

日本シリーズ阪神タイガースが記録的な大敗(泣)千葉ロッテマリーンズファンの皆さんおめでとうございます。流石は日本プロ球団で唯一アストロ超人に喧嘩を売ったチーム!強かったです。で、タイミングが悪いというか悔し紛れというか岡田采配についての興味深い考察を読んだのでご紹介。


岡田タイガース、セリーグを制す ・如何にして岡田監督は野球業界のケイフェイを破りタイガースを優勝に導いたか
http://www.kansenki.net/colum/05/1021colum_nrrn.html


KANSENKI.NETという主にプロレスや格闘技の観戦記投稿サイトで、新橋さんという方が書いておられます。ビル・ジェイムスによって提唱された統計と確率に基づく野球理論と、それを実践してメジャーリーグ球団の中でも選手の年俸が最低だったアスレチックスがいかに輝かしい戦績を残したのかを分析した本「マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男」に言及しつつ、岡田監督の采配を読み解いています。実に興味深いです。

野球人の常識・思いこみによって勝利に結びつくとされてきた作戦の有効性は、実データに基づき検証されて、完膚無きまで破壊されている。この話に重要な部分だけ抜き出すと、曰わく、*送りバントはかえって勝率を下げる、*ヒットエンドランは自殺行為、*盗塁は8割以上の成功率がないと損(阪神では赤星のみ8割以上の成功が望める)、*一番力のあるリリーフ投手を6〜8回に使い、クローザーは重視しないでいい、*打率より出塁率長打率重視(注:この理論で行くと今年のイチローなどは無価値な2流選手だ)、*ピッチャーの評価は三振重視。
<中略>
つまり、データに基づいて語れば、『確実に送って1点を取りに行くのがセオリー』『盗塁やエンドランを駆使して相手の隙をつく野球をしないと勝てない』『足にスランプはない。盗塁の多いチームが安定して強い』などなど、いつもプロ野球の解説で聞かされるセリフは全て妄言と言うことになる。


もうひとつ野球について腰痛日記@岡山津高台id:kokada_jnet:20051027)経由で読んだ記事も懐かしくて面白かったです。


外国人選手の登録名に関する考察
http://members.jcom.home.ne.jp/darakyu/gaijin.htm


まんま日本語表記にすると長くなりすぎたり語呂が悪かったりする場合かなり大胆に登録名が決められるわけですが、それを分類して実例を紹介しています。

1.苗字短縮型
2.苗字変形型
3.名前型
4.名前変形型
5.名前+苗字型
6.ニックネーム型
7.イニシャル型
8.漢字型


中でも驚愕したのが以下の記述。

これは実現しなかったのだがシピンジョン・シピン/John White Sipin>(1972〜77大洋、78〜80巨人)が大洋時代に、ユニフォームの背中のネームを「ライオン丸」にしようと計画したことがあった。


うおおっ、忍法獅子変化?