ビッグX

手塚治虫著。書影は秋田書店の単行本ですが、実際読んだのはホーム社発行集英社発売の手塚治虫名作集。手塚版変身巨大ヒーローですね、流石に安心感のある面白さです。薬物で巨大化して無敵になるって設定は現在ではなかなか企画が通らないかもなあ。

第二次世界大戦時、ナチス・ドイツの下で生物を巨大化させる薬品「ビッグX」の開発を行っていた朝雲博士は、「ビッグX」の軍事利用を恐れ、その秘密を守るために「ビッグX」の製法を印したカードを息子のしげるの体内に埋込んでいた。20年後、朝雲博士の孫・昭は、「ビッグX」の製法を狙う秘密結社ナチス同盟に対し、自ら「ビッグX」で巨大化して立ち向う。

ビッグX (第1巻) (SUNDAY COMICS―大長編SFコミックス)

ビッグX (第1巻) (SUNDAY COMICS―大長編SFコミックス)

ビッグX (第2巻) (SUNDAY COMICS―大長編SFコミックス)

ビッグX (第2巻) (SUNDAY COMICS―大長編SFコミックス)

私はアニメ版を見た経験はないのですが、細君は子供の頃にアニメ版(多分再放送)を見ているそうで「ハンス・エンゲルが格好良かった」といってました。漫画版のハンス・エンゲルは、途中から不細工なロボットになっちゃったりして、それほどカッコよくないですけどね・・・まあ、かっこ悪いところが可愛らしい悪役なんですけれど。


TEZUKA OSAMU @ WORLD : ANIME STATION
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