生活を変えた食べ物たち

シャーロット・F. ジョーンズ、ジョン・オブライエン(イラスト)著。左京久代訳。原題、Eat Your Words。
食べ物の名前の由来などのトリビアを集めた雑学本・・・と書くと楽しそうなんですが、私には楽しめませんでした。

生活を変えた食べ物たち

生活を変えた食べ物たち

ハンバーガー、七面鳥、マヨネーズ、シーザー・サラダ、マーマレード…。食べ物の名前に隠された、愉快な誕生の由来、驚くべき歴史や伝説の真実を大公開。

なぜ楽しめなかったかというと、取り上げられてる食べ物に知らないものが多かったから。基本的にアメリカ人がアメリカ人の読者に向けて書いているので、どうしても馴染みのないものが多くなっているのでしょう。名前の持つニュアンスを汲み取れないのも致命的。米国滞在経験者や英米文学に詳しい人ならピンと来るのかな。あと、高級ホテルでよく食事をするような富裕層とか。


例えば、第1章人名と食べ物では10の項目があるのですが、その内の


・エッグ・ベネディクト(名前は聞いたことあるけど思い浮かばない・・・)
・グラハム・クラッカー(イラストは普通のクラッカーなんだけど・・・)
・ロブスター・ニューバーグ(ロブスターは知ってますけど・・・)
・メルバ・トーストとピーチ・メルバ(メバルなら知ってるんですが・・・)
・ルーベン・サンドウィッチ(・・・?)
・ソールズベリー・ステーキ(想像もつかない)


なんと、6つも分からない!注釈や解説もないので、読んでいるのに全く頭に思い描くことが出来ません。後でググってみようかな。