発酵は力なり―食と人類の知恵

小泉武夫著。発酵食品についての本。若干「昔は良かった」式の説教臭いところが気にはなりますが、本題の発酵食品についての話しは興味深く、楽しめました。

味噌、醤油、納豆、漬物、チーズ、ヨーグルト、パンなど毎日の食事に欠かせないおなじみの食品。これらはすべて微生物がおこす発酵によって作られている。目に見えない微生物の働きを巧みに利用した発酵により、人類は豊かな食の文化を築いてきた。人間の知恵の結晶ともいうべき発酵の神秘、驚異の働き、有用性などその奥深い世界を探る。

鰹節が発酵食品だというのは、知りませんでした。燻製した後に、カビをつけて水分を吸わせてうまみを増すのだそうです。