トンデモ本?違う、SFだ!

トンデモ本?違う、SFだ!

トンデモ本?違う、SFだ!

山本弘著。SF小説の紹介本です。下記の紹介文に「著者が傑作と信じる作品」とあるように、独自基準で選んだかなり偏ったセレクションらしいです。私は特別SFファンと言うほど詳しくないので、その辺は良くわかりませんが、いろいろと面白そうな本が紹介されてます。

『monoマガジン』の連載「SF者の本棚」に大幅加筆。ジュール・ヴェルヌから谷川流まで、140年にわたるSFの歴史の中から、著者が傑作と信じる作品をチョイス。その魅力を熱く語る。

プロペラ機で火星へ飛んだり、自転車が生物だったり、地球は昔平らだったり。過去に書かれたバカ力に満ちた偉大なSFの数々を「と学会」会長・山本弘が一挙紹介。『MONOマガジン』連載に加筆、書き下ろしを加えて再構成。

ターミナル・エクスペリメント (ハヤカワSF)

ターミナル・エクスペリメント (ハヤカワSF)

宇宙消失 (創元SF文庫)

宇宙消失 (創元SF文庫)

月世界旅行―詳注版 (ちくま文庫)

月世界旅行―詳注版 (ちくま文庫)


以下、読んでみたいと思った3冊。


月世界旅行―詳注版
ちくま文庫ジュール・ヴェルヌ著、高山宏訳。有名な古典の完訳版に詳細な注釈がついたもの。子供向けの抄訳版には出てこない当時の世界情勢のディティールやドラマがてんこ盛りらしく、引用部分を読んだだけでかなり興奮。


・宇宙消失
創元SF文庫。グレッグ・イーガン著、山岸真訳。2034年、暗黒の球体が太陽系を包みこみ夜空から星々が消える・・・果たしてその正体は?と言うお話。グレッグ・イーガンという作家の作品はどれも面白そう。短編集の「祈りの海」「しあわせの理由」もよさそうです。


・ターミナル・エクスペリメント
ハヤカワ文庫。ロバート・J・ソウヤー著、内田昌之訳。魂の存在が科学的に証明された(?)世界で殺人事件を追うミステリーらしいです。