SUBWAY LOVE

荒木経惟著。地下鉄の社内で人の顔を10年近く撮り続けた人がいたとは驚きだなあ・・・と思ったら、なんとアラーキーでした。会社員時代に撮ったものだそうです。車内の音や匂いが伝わってきそうな面白い写真が満載です。

SUBWAY LOVE

SUBWAY LOVE

1963年から72年にかけて、アラーキーが通勤の地下鉄車内で撮影した200点を超えるモノクロ写真を収録。

電車の中ってとても近い距離に大勢の人がいるのに、コミュニケーションはとらないという不思議な空間ですよね。みんな話さないし、目もあわせないです。(みんなで見つめ合う車両って・・・乗りたくないもんなあ)そんなせいか、何か映画の一場面のように人々が見えることがあるのです。そういえば、車内の出来事についてエントリを書いたこともありました。


こうせい日誌 - 酔えば酔うほど強くなる

こうせい日誌 - 電車で眠る


ところで今、地下鉄内でこっそり撮影してたらあっという間に捕まりますよね、たぶん・・・と思ってたらアラーキーも交番まで連れて行かれたと書いてあった・・・。