正直しんどい?
トリノオリンピック、フィギュアスケート女子で荒川静香が金メダルを獲得して盛り上がっているみたいですね。そのフィギュアスケートで銅メダルとなったイリーナ・スルツカヤ(Ирина Слуцкая)のインタビューを読んだのですが
「この4年はしんどかった。将来のことは分からない。でも、まだ力はあると思う」 スルツカヤのため息とともに、ロシアのフィギュア4種目完全制覇の夢は消えた。
あれ?「しんどい」って関西弁じゃあないの?
もちろんスルツカヤさんはロシア語か英語でしゃべっていると思うのです。翻訳で「しんどかった」と訳してるはずなんですけど。訳者が関西人なのか、スルツカヤのキャラが関西人なのか?それともしんどいって標準語?・・・で、とりあえず辞書を引くと
しんどい
〔「しんど」の形容詞化。主に関西地方で用いる〕骨が折れる。つらい。くたびれる。
「全部一人でやるのは―・い」
[派生] ――さ(名)
やはり関西弁ですよね。うーん。最近は全国的に普及したってことなのかなあ。
ところで私の郷里(三重県)では、くたびれる、疲れる、しんどいなどの意味で「えらい」という言葉を使います。
「今日はマラソンやってえらいわ」
「ほんとに、からだがえらいわ」
「あー、えらあ」
てな感じで使います。東京へ引っ越した同郷の人は、とあるアルバイト先で、仕事が終わってヘトヘトになっている先輩に向かって
「先輩!ホントにえらそうですね!」
と言ってしまい、殴られたとか・・・。