悪役レスラーは笑う―「卑劣なジャップ」グレート東郷

森達也著。プロレスラーグレート東郷の出自に焦点を当てたノンフィクション。著者による「プロレス考」的な感じでもあります。面白く読みました。

第2次大戦直後のアメリカ・プロレス界にて、「卑劣なジャップ」を演じて巨万の富を稼いだ伝説の悪役レスラー、グレート東郷。さまざまな資料や証言から浮かび上がるその男の素顔は、現代に何を問いかけるのか-。