ダメな議論―論理思考で見抜く

飯田泰之著。ブログは以前から拝見していた(id:Yasuyuki-Iida)のですが、著書を読むのは初めて。とても興味深く、実用性もある本でした。

ダメな議論―論理思考で見抜く (ちくま新書)

ダメな議論―論理思考で見抜く (ちくま新書)

ニート問題から財政赤字、平成不況まで、いかにももっともらしい議論がメディアを飛び交っている。じつは国民的「常識」の中にも、根拠のない“ダメ議論”が紛れ込んでいる。そうした、人をその気にさせる怪しい議論を、どのようにして見抜くか。そのための五つのチェックポイントを紹介し、実例も交えながら、ダメな議論の見抜き方を伝授する。論理思考を上手に用い、真に有用な情報を手にするための知的技法の書である。

ひねくれを承知で言うと、この本は「悪用」し甲斐があります。論理的に議論したくないけれど相手説得をしたい!ってときに、この本で「ダメ議論」として上げられているテクニックが非常に有効な気がするのです(笑)


そもそも実生活では、論理的に建設的な議論が歓迎されるって局面よりも、理屈が通じない相手をとにかくうまく丸めこみたい!って時が多い気がしますしねえ・・・あ、だから「ダメな議論」がはびこるのか!