バベル

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督。モロッコ、メキシコ、東京と、遠く離れた世界の3箇所で並行して展開するエピソードが、細い因果の糸で繋がっているという構成。それだけ繋がっているのに、言葉、気持、心が、「伝わらない」ことを描いています。ストーリーを楽しませるようなタイプの作品ではないですが、映像、音楽、音響が、素晴らしく、楽しめました。


映画『バベル』 公式HP
http://babel.gyao.jp/


ニュースで「気分が悪くなる人が出た」と伝えられていたシーンは、確かに明滅が激しいので、凝視してしまうと、苦手な人には辛いかもしれません。もっとも、かなり短い時間ですし、映画の構成上そのシーンで目をそらしても全く問題がないですから、心配し過ぎる必要はないと思います。